Pepperの”しゃべり”が上達している!
こんにちわ。ソリューション開発部Pepper分科会 の 青山 です。
Pepperに興味を持ってくださるお客さまも増えてきていて、ビジネスシーンでの利用を検討する機会が増えてきました。そこで必ず話題になるのが、Pepperの”しゃべり”です。
「シリアスなシーンでPepperらしい声でしゃべってしまうのは…」とか、逆に「Pepperらしく喋って欲しいところでしゃべってくれない…」と細かいチューニングが必要になったりとか。ありますよね?
ただ、確実にPepperの”しゃべり”は上達していて、徐々に課題も解消されてきていると思います。
日本語解析のレベルがアップ!
まず、以前から問題だったのは、「そもそも日本語をきちんと読めていない」ことでした。漢字が読めなくてひらがなやカタカナに変換することも多々ありました。これ、静的な文言をしゃべらせるときはまだ良いのですが、動的な文言をしゃべらせるのにかなりの高い壁になっていたと思います。
こちらもだいぶ改善されていて、漢字・数字混じりの日本語文章もかなり自然にしゃべるようになっています。例えば、気象庁が発表している以下の様な天気概況を管理画面から読ませてみると、1~2箇所イントネーションがおかしいかな? というところはあるのですが、きっちり読んでくれます。
関東甲信地方は、概ね晴れています。19日は、高気圧に覆われて晴れますが、気圧の谷の影響により夕方から雲が広がってくるでしょう。20日は、前線を伴った低気圧の影響で、昼前から雨となり雷を伴って激しく降る所がある見込みです。関東近海では19日は波がやや高く、20日はうねりを伴いしけるでしょう。船舶は高波に注意してください。
気象庁 | 天気予報: 東京都
初期に比べるとすごい進歩! \vct=135\ くらいのトーンで喋らせると、Pepperらしい声でしゃべってくれるので、100点まではいかないにしても80点くらいで動的にPepperらしくしゃべってもらうのはできそうです。
Pepperのおしゃべりエンジン
ちなみに、Pepperは AITalk さんのエンジンを使っているそうです。先日、偶然にもAITalkの方にお会いする機会があり、上記のような天気概況をエンジンでしゃべさせるデモをしていただきました。デモいただいた製品と同等のレベルまでPepperもしゃべれるようになっていると感じています。(当たり前といえば当たり前なのですが、昨年はその当たり前ができなかった…)
声色も変更できる(かも)
また、Pepperの声色もコンシューマーモデルであればAITalkで提供されているものに変えることができました。以下のページを参考にさせていただきました。
ビジネスモデルでも変更することができれば、さまざまなビジネスシーンや状況に応じて、声色を変えながら動的にしゃべってもらうことができそうです。