

【Pepper】エンゲージメントゾーンでの人検知を使って監視カメラを作ってみる
こんにちは。ソリューション開発部 Pepper分科会の畑澤です。
オートノマスライフ(自律モード)の記事に想像以上のアクセスを頂き、戸惑いを隠せない畑澤です。沢山のアクセスありがとうございます!元気出ます。
今日はPepperの各種センサーについてと、センサーを使った簡単なアプリをご紹介します。Pepperってなんですか?最も簡単な表現だと「ロボット」なのでしょうが、彼はただのロボットではなく、「各種センサーが盛々なロボット」です。
ハードウェアの専門では無いので詳しくはわかりませんが、この値段でこのセンサーの数、精度を実現するのはすごいなぁと勝手に思っています。
注釈:Pepperの仕様
「センサーをいっぱい搭載しました!あとはアイディア勝負です!」というメーカー様の無言の熱意を感じざる得ません。
さて、今回はセンサーとカメラを使って監視カメラぽく、「近づいたらパシャ」っという感じでアプリを作ってみます。手順はこれだけです。
- エンゲージメントゾーンで人を検知
- 写真を撮る
- 胸のタブレットに表示
作ってみる
やってみましょう。
エンゲージメントゾーンで人を検知
メモリイベントに EngagementZones/PersonEnteredZone2 を選択して、「人」を検知したらイベント発火するようにします。


写真を撮る
Take Picture BOX をつなげます。すこーし Python をカスタマイズしてますが、後述します。


胸のタブレットに表示
Show Image Boxをつなげます。ここでもすこーしだけ Python をカスタマイズしてます。


※ 全てのソースを表示していませんが、カスタマイズしている部分以外はデフォルトのままです。
全容はこうなります。


っとサクサクつくれてしまうのですが、つまずきがありました。
show Image Box は html ディレクトリ以下のファイルをタブレットに表示することができます。逆に言うと「htmlディレクトリに無いとタブレットに表示できません。。。」これにつまずきました。その部分だけ地味に改変して表示できるようにしました。
実際に動かしてみると、エンゲージメントゾーンのイベント発火の度に撮影してしまうのでもう少し調整は必要ですが、サクサクっと作れてしまいます。
今回は内蔵のカメラで写真を撮り、タブレットに表示させましたが「人が近づくと何かする」という動きはアイディア次第で可能性が広がるなぁと思っています。