こんにちは、ソリューション開発部の中川です。

とあるPepperアプリの開発をお手伝いしていた日のこと、こんな指摘を受けました。

「酔う。。。」

 

開発していたアプリはPepperが商品説明をしたり、アンケートを集める、というものです。

Pepperが話している内容を胸のタブレットに表示させ、またアンケートにはタブレットをタッチして回答できるようにしました。再生してみると、直立不動で話すPepperに可愛げがなかったので、人が話しているようなジェスチャーを取らせる修正を入れてみました。

結果が↓こちらです。

タブレットが上下左右前後に動き回ってしまっています。激しくブレる文章を目で追っているうちに、乗り物酔いのような状態になってしまったようです。またアンケートに回答しようとしてもタブレットが動き過ぎてタッチできないという致命的な問題も見つかりました。

 

……これではリリースできませんね。

では、タブレットが動き回らないようにジェスチャーをカスタマイズしてみましょう。

 

ジェスチャー(モーション)のカスタマイズ

アプリで使用しているジェスチャー(モーション)は、Choregrapheにプリセットされている ボックスライブラリ > Animation > Dialog Animation の中から、いくつかのボックスをピックアップして並べただけのものです。

Choregrapheにプリセットされているボックスライブラリ並べたもの

一からジェスチャー(モーション)を作成していくのはかなりの時間がかかるので、このボックスをカスタマイズしてみましょう。タブレットが激しく動いてしまうのは、足~腰にかけての関節が動くことが原因です。では手振りはそのままで、足~腰が動かないようにしてしまえば解決するでしょうか。

 

まずカスタマイズしたいジェスチャー(モーション)のボックスをダブルクリックし、タイムラインを表示させます。

カスタマイズしたいジェスチャー(モーション)のボックスをダブルクリックしタイムラインを表示する

タイムライン上の矢印の部分をクリックすると、タイムラインエディタが表示されます。

 

Pepperの部位毎のタイムラインを編集する

左側のアクチュエータというツリーを見るとわかる通り、このダイアログではPepperの部位毎のタイムラインを編集することができます。今回は足~腰の動作を完全に止めてしまいたいので、「Leg(矢印の部分)」のチェックを外してしまいます。これで、このボックスでは足回りのモーターが一切動かなくなるはずです。

 

この作業をすべてのジェスチャー(モーション)のボックスに反映させれば完了です。

では調整結果を見てみましょう。

まだ若干タブレットがぶれていますが、先ほどの動画と比べるとずいぶん安定しました。タイムラインエディタ上でモーションの一部を追加・削除・編集することができるので、タブレットが動く原因となっている残りの動作を1つずつ修正していけば完全に安定した状態になるでしょう。

 

「タブレットを使う時はLegのモーションをOFFに!」

これで酔いとは無縁のPepperライフを楽しんでください!!!

 

 

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