

【新卒採用】学生向けIT技術体験会の取り組みをご紹介
こんにちは!ソリューション開発部 若手採用教育分科会の花田です。
アークシステムでは、毎年新卒採用を行っています。学生のみなさまは就職活動を通して多くの会社から自分に一番合った会社を探すと思います。アークシステムも少しでも良く会社の事を知って貰えるように採用活動内容の改良を積み重ねています。
そんな中、若手採用教育分科会がお手伝いをして2016年から始めている「学生向けIT技術体験会」が学生に非常に好評頂いていますので、この取り組みについてご紹介します。
技術体験会の概要
経緯と目的
IT系を専攻していないなどの理由により「ITの仕事に興味はあるが、具体的にどのような仕事内容か分からない」という学生が多くいらっしゃいます。学生の知りたい!という声にお答えするために技術体験会を通して「SE業務の知識を深めてもらうことで、ITにより深く興味を持ってもらうこと」を目的として開催しています。
これにより、下記のような効果が期待出来ます。
- IT技術に実際に触れてみることで、IT業界への志望度を上げて貰う
- 実際に入社してみたらITが肌に合わず、すぐに辞めてしまう危険性を低減
- IT業界に対する知識や熱意をより具体化し、選考においてIT適正を判断しやすくする
実施メニュー
ソフトウェア開発とインフラ技術の2テーマで実施しています。(下記は2016年の例)
ソフトウェア開発(45分)
- 講義編(20分)… ソフトウェア開発の流れを説明
- 体験編(25分)… プログラムを見て触ってみよう
インフラ技術(45分)
- 講義編(20分)… インフラエンジニアが出来る事
- 体験編(25分)… ネットワークアクセス制御、通信速度変更を体験してみよう
ソフトウェア開発体験の内容
ここでは、ソリューション開発部が担当した「ソフトウェア開発体験」の内容について記述します。
講義編
体験会なのに講義…?と感じる方もいらっしゃるかと思いますが、説明会ではプログラミング以外の工程がどのように行われるか疑問を持っている学生が多くいます。
そのためソフトウェア開発の一通りの流れを説明することを講義の中心に位置づけて、各工程において実施する内容を分かりやすくかみ砕いて説明することでイメージをつかんでもらっています。
技術体験会でご紹介したソフトウェア開発の流れ
行程 | 概要 |
---|---|
要求分析 | お客様の「やりたい!」「困った!」を分析 |
ソフトウェア化提案 | 「やりたい!」「困った!」の「ソフトウェアを使った解決策」を提案 |
要件定義 | 「解決策」となるソフトウェアに「必要な機能」を定義 |
設計 | 「機能」を「文書・図面」で表現 |
実装 | 「文書・図面」に従い「もの」を作る |
テスト | 作った「もの」を「試す」 |
導入 | 「試したもの」を「利用開始」する |
体験編
さて、座学が終わるといよいよプログラミング体験となる訳ですが、2016年に行った技術体験会では「社員向け30周年記念パーティーで使った、アークシステム社員抽選ルーレットシステムの改修」を体験して頂きました。
下記の記事でご紹介している社員のプレゼント抽選を行うために開発したルーレットシステムです。
ルーレットのイメージ動画
※ 短縮版です。実際には、もっと多くの楽しい演出が施してありました!
※ 社員の写真の代わりに動物のイラストを利用したものです
この社員ルーレットの改修をテーマとすることで、下記の様なメリットがありました。
- 少し改修してもらうだけであるため、短時間で出来る
- イベントで使ったルーレットであるため、華々しさがある(音楽付き!)
- パーティーの紹介も行えるので会社の雰囲気をつかんでもらえる
- 社員の写真が出るので顔を覚えて貰える(気が早い!?)
下記のような改修を1人ずつ交代で実施してもらった上で完成したプログラムを動かすという手法で実施しました。
- 「リ ー チ! !」などの言葉の内容、色、大きさ、表示位置(右上、左下など)を変えてみる
- ルーレットの早さを変えてみる


修正箇所はそれほど多く設けていなかったのですが、実際学生に改修してもらった時には小ネタや笑いを交えつつわいわい楽しく実施してもらうことが出来ました。
学生へのアンケート結果
技術体験会が終わった後の学生にアンケートを書いて頂きました。その一部を抜粋してご紹介します。
頂いた感想
総じて高評価を頂きました。ITの体験だけでなく、会社の雰囲気を知って貰えたのは良かったと考えています。
- 完成画面を想像しながらプログラムをする難しさを感じる一方、思い通りの画面が表示された時の達成感を味わうことが出来て良かった
- プログラムの文字を少し変えるだけで表示内容を色々と変更出来ることが分かり、自分の自由に画面を作れることが魅力的に感じた
- 技術体験会を通じて、全力でメリハリを付けて働くという会社の雰囲気が分かったので良かった
難易度について
プログラミングについては、「簡単だった」という意見が多めでした。
初の試みであったため、「さっぱり分からない!」となってしまうよりは良いと思い簡単にしていたのですが、やはり最近は学校などでパソコンを触る機会も多いため、少し難しめにしても良さそうです。
気になる技術体験会の成果は…
2016年の技術体験会の結果…入社予定となった学生は
4人/17人
でした!
文系の学生さんが、「体験会で実際に技術に触れて具体的に知ることが出来た事でSEになろう!という覚悟につながった。体験会がなかったら入社承諾する覚悟もなかったかも…」と話してくれました。
このように、特に今まで技術に全く触れてこなかった学生には大きな収穫となり、会社への志望度が上がる要因の1つとなったようです。もし技術体験会を実施していなければITに進む道に決めてくれなかった可能性があるので、大きな収穫があったと言えると思います。
下記は、実際に技術体験会を開催している様子です!(映っているのは2018年入社予定の学生さんと、システムマネジメントサービス部の社員です)
講義編


体験編


2017年以降はルーレットとは別の内容で実施する予定です。今度はどの様な体験を学生にして頂くのか……夢が膨らみます。
おまけ
実際に学生が作ってくれたルーレットの一部をイメージでご紹介します!(ブログ掲載用に手直ししたものです)
緊迫するリーチ感が出ていますね!


この日は2月14日でした!


残念ながら、車が当たるほどの予算はございませんでした…


皆さん個性が出ていておもしろいですね!
社員が最大限の力を発揮しお客様にご満足いただき、そのお客様からよりレベルの高い仕事をいただく。会社は、社員がより活躍できるフィールドを創り続ける。結果として、お客様・社員・会社の信頼関係は、強くなっていく。
アークシステムは、こんな会社です。そして、今後もこのような関係を強めながら、成長し続ける企業でありたいと思っています。
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