システムマネジメントサービス部 大川です。

私が所属する部署は「IT運用管理ソリューションサービス」を提供しています。

その特徴は、ITセンターの運用業務の企画・提案・改善から実際の運用まで、効率的で信頼性の高いシステム運用技術を提供すること。

そのためには社員一人ひとりが高いスキルを持っていなければなりません。

昨年から新人(1~3年目)や若手エンジニア(3~5年目)のスキルアップを目的に社内で「運用管理勉強会」を実施しています。

運用管理勉強会を始めるにあたって

まず「必要な運用技術とは何か」を具体的に挙げてみました。

  1. 運用管理業務の重要なプロセスを理解し、業務に活用できる  インシデント管理、問題管理、可用性管理、ITサービス継続性管理、アクセス管理(セキュリティ)など
  2. 運用保守/改修(構築含む)業務の重要なプロセスを理解し、業務に活用できる  キャパシティ管理、変更管理、リリース管理、構成管理など

運用管理のプロとして、これだけで十分とはいえませんが、若手社員に対して、スキル獲得を集中的にサポートする必要があると考え、「運用管理勉強会」を始めました。

具体的な取り組み

私たちの部署は通常お客様先に常駐し、運用管理業務を行っています。

様々な場所で勤務しており、頻繁に集まって活動することはなかなか難しい状況です。

そのため、以下の3つの活動に分けて取り組みを始めました。

  1. ITIL Foundation資格取得
  2. 運用管理をテーマとした事例共有、ディスカッション
  3. 社外セミナー受講とフィードバック会

ITIL Foundation資格取得

まずはITIL Foundation資格の取得です。

ITILとはITサービスマネジメントにおけるベストプラクティスをまとめたものです。wikipediaでも紹介されています。

Information Technology Infrastructure Library(ITIL)とは、ITサービスマネジメントにおけるベストプラクティス(成功事例)をまとめた書籍群。1989年にイギリス政府のCCTAによって公表された。ITILの読み方は「アイティル」、「アイティーアイエル」などがある。ITサービス全体においてデファクトスタンダードとなりつつあり、重要な位置付けとなっている。

この資格取得を通じて参加者は基本知識の習得を行います。
運用管理勉強会の参加者は全員この資格を取得することが必達目標になっています。

参加者には研修事務局から参考書籍を配布し、自主学習を通して合格を目指します。
もちろん、試験合格のための情報(有用なサイト紹介、学習のアドバイス)などは事務局メンバーがフォローしています。

運用管理をテーマとした事例共有、ディスカッション

次に運用管理をテーマとした事例共有、ディスカッションです。

運用管理をテーマに議論し、各プロセスの理解を深めたり、各現場の運用管理に関わる考え方やルール、運用方法の違いなどを理解することで、基本知識に加え、より実践的な知識を身につけることができます。

事例の共有や先輩社員とのディスカッションを通じて、参加者から自身が担当する業務をより良くするための気づきになったと感想をもらうことも多い取り組みです。

例としては、以下のようなテーマです。

  • 変更管理について
    • 各現場の変更管理について報告・共有
      変更管理の対象は何か?
      標準的な変更のプロセスはどのようになっているか? など
    • より良くするためには何ができそうか
      標準的な変更を増やす仕組みを作る
      文書の変更も変更管理に加える など

社外セミナー受講とフィードバック会

最後に社外セミナー受講とフィードバック会です。

運用管理をテーマとした有益な社外セミナーが多数あります。研修事務局が受講者のレベルや領域に応じたセミナー情報をまとめ、受講を推奨しています(外部研修受講マップ)。

外部研修受講マップは、初級、中級、上級という受講者のレベルごとに分類、さらにヒューマンスキル、運用管理スキル(知識)、運用管理スキル(実践)、提案力作成といった領域ごとのマトリックスを作成し、メンバーからリーダー、PMへと繋がるキャリアプランの参考情報にもなっています。

知識だけでなくノウハウやナレッジの共有が大事

運用管理勉強会では、3+1つの観点で社員のスキルアップに取り組んでいます。

  1. ITIL Foundation資格取得  運用管理に必要な基本知識の習得
  2. 運用管理をテーマとした事例共有、ディスカッション  実践的な知識、ノウハウの習得
  3. 社外セミナー受講とフィードバック会  
  4. 1. 2. を補完する専門知識やノウハウの習得

書籍やサイトで公開されている情報、社外セミナーなどを通して、各社員が知識を吸収し、スキルアップを図ることはできますが、それだけはなく、各社員が持っている情報やノウハウ、ナレッジを持ち寄り、共有することで組織全体のレベルアップに繋がると考えています。

最後に参加者のコメントを紹介

最後に勉強会参加者のコメントを一部紹介します。

  • ITILの考え方、用語の定義、当初学習をしていた時に覚えていた事や理解していると思っていた事が実は曖昧な事を再認識できた。
  • 勉強会の中では、特に業務改善を行う上で、問題点の洗い出し、改善を行うまでのアプローチ、進め方が参考になった。日々の業務で余裕が無い中でも、意識的に問題点を探しながら業務にあたろうと感じた。
  • 実体験を交えた内容で、業務改善や効率化についての考え方がわかりやすかった。
  • 立派な整理された計画を作った上で実行するのではなく、小さなPDCAサイクルをまわすこともITILであることが理解できた。
  • 問題を解決したい時は「なんとなく困っていること・何が大変かよくわからないことを”書き出す”」ことでスタートできることが目からうろこだった。

運用管理勉強会の紹介は以上です。
今後も継続的に社員のスキルアップに取り組んでいきます。

 

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「必要な運用技術とは何か。」新人や若手のスキルアップ勉強会https://devlog.arksystems.co.jp/wp-content/uploads/2018/08/unkan-training1-1200x630.jpghttps://devlog.arksystems.co.jp/wp-content/uploads/2018/08/unkan-training1-150x150.jpgokawaシステムマネジメントサービス部社内勉強会カイゼン,勉強会,ITIL Foundation,システム運用システムマネジメントサービス部 大川です。 私が所属する部署は「IT運用管理ソリューションサービス」を提供しています。 その特徴は、ITセンターの運用業務の企画・提案・改善から実際の運用まで、効率的で信頼性の高いシステム運用技術を提供すること。 そのためには社員一人ひとりが高いスキルを持っていなければなりません。 昨年から新人(1~3年目)や若手エンジニア(3~5年目)のスキルアップを目的に社内で「運用管理勉強会」を実施しています。 運用管理勉強会を始めるにあたって まず「必要な運用技術とは何か」を具体的に挙げてみました。運用管理業務の重要なプロセスを理解し、業務に活用できる  インシデント管理、問題管理、可用性管理、ITサービス継続性管理、アクセス管理(セキュリティ)など 運用保守/改修(構築含む)業務の重要なプロセスを理解し、業務に活用できる  キャパシティ管理、変更管理、リリース管理、構成管理など運用管理のプロとして、これだけで十分とはいえませんが、若手社員に対して、スキル獲得を集中的にサポートする必要があると考え、「運用管理勉強会」を始めました。 具体的な取り組み 私たちの部署は通常お客様先に常駐し、運用管理業務を行っています。 様々な場所で勤務しており、頻繁に集まって活動することはなかなか難しい状況です。 そのため、以下の3つの活動に分けて取り組みを始めました。ITIL Foundation資格取得 運用管理をテーマとした事例共有、ディスカッション 社外セミナー受講とフィードバック会ITIL Foundation資格取得 まずはITIL Foundation資格の取得です。 ITILとはITサービスマネジメントにおけるベストプラクティスをまとめたものです。wikipediaでも紹介されています。Information Technology Infrastructure Library(ITIL)とは、ITサービスマネジメントにおけるベストプラクティス(成功事例)をまとめた書籍群。1989年にイギリス政府のCCTAによって公表された。ITILの読み方は「アイティル」、「アイティーアイエル」などがある。ITサービス全体においてデファクトスタンダードとなりつつあり、重要な位置付けとなっている。この資格取得を通じて参加者は基本知識の習得を行います。 運用管理勉強会の参加者は全員この資格を取得することが必達目標になっています。 参加者には研修事務局から参考書籍を配布し、自主学習を通して合格を目指します。 もちろん、試験合格のための情報(有用なサイト紹介、学習のアドバイス)などは事務局メンバーがフォローしています。 運用管理をテーマとした事例共有、ディスカッション 次に運用管理をテーマとした事例共有、ディスカッションです。 運用管理をテーマに議論し、各プロセスの理解を深めたり、各現場の運用管理に関わる考え方やルール、運用方法の違いなどを理解することで、基本知識に加え、より実践的な知識を身につけることができます。 事例の共有や先輩社員とのディスカッションを通じて、参加者から自身が担当する業務をより良くするための気づきになったと感想をもらうことも多い取り組みです。 例としては、以下のようなテーマです。変更管理について各現場の変更管理について報告・共有 変更管理の対象は何か? 標準的な変更のプロセスはどのようになっているか? など より良くするためには何ができそうか 標準的な変更を増やす仕組みを作る 文書の変更も変更管理に加える など社外セミナー受講とフィードバック会 最後に社外セミナー受講とフィードバック会です。 運用管理をテーマとした有益な社外セミナーが多数あります。研修事務局が受講者のレベルや領域に応じたセミナー情報をまとめ、受講を推奨しています(外部研修受講マップ)。 外部研修受講マップは、初級、中級、上級という受講者のレベルごとに分類、さらにヒューマンスキル、運用管理スキル(知識)、運用管理スキル(実践)、提案力作成といった領域ごとのマトリックスを作成し、メンバーからリーダー、PMへと繋がるキャリアプランの参考情報にもなっています。 知識だけでなくノウハウやナレッジの共有が大事 運用管理勉強会では、3+1つの観点で社員のスキルアップに取り組んでいます。ITIL Foundation資格取得  運用管理に必要な基本知識の習得 運用管理をテーマとした事例共有、ディスカッション  実践的な知識、ノウハウの習得 社外セミナー受講とフィードバック会   1. 2. を補完する専門知識やノウハウの習得書籍やサイトで公開されている情報、社外セミナーなどを通して、各社員が知識を吸収し、スキルアップを図ることはできますが、それだけはなく、各社員が持っている情報やノウハウ、ナレッジを持ち寄り、共有することで組織全体のレベルアップに繋がると考えています。 最後に参加者のコメントを紹介 最後に勉強会参加者のコメントを一部紹介します。ITILの考え方、用語の定義、当初学習をしていた時に覚えていた事や理解していると思っていた事が実は曖昧な事を再認識できた。 勉強会の中では、特に業務改善を行う上で、問題点の洗い出し、改善を行うまでのアプローチ、進め方が参考になった。日々の業務で余裕が無い中でも、意識的に問題点を探しながら業務にあたろうと感じた。 実体験を交えた内容で、業務改善や効率化についての考え方がわかりやすかった。 立派な整理された計画を作った上で実行するのではなく、小さなPDCAサイクルをまわすこともITILであることが理解できた。 問題を解決したい時は「なんとなく困っていること・何が大変かよくわからないことを”書き出す”」ことでスタートできることが目からうろこだった。運用管理勉強会の紹介は以上です。 今後も継続的に社員のスキルアップに取り組んでいきます。ARK Solution Development Division Developers Blog.