

運用アセスメントサービスのご紹介
プラットフォーム技術部 山本です。
「自社システム運用のレベルはどうなのか?」「漠然と課題感はあり現場は困っているが、経営層に改善の必要性をうまく訴求できない」などなど企業のIT管理部門が抱えるお悩みに応え、弊社の豊富なシステム運用の実績をベースに第三者的な評価サービスを実施してきました。
今回は最近の事例に沿って弊社の「運用アセスメント」サービスについてご紹介いたします。
IT部門が抱える課題、ニーズ
IT部門でも特に「システム基盤に関わる各種企画やイベント対応」が山積している中で「日々の運用保守業務」も回さなければならない、予算も少なく体制も拡充しにくい「インフラ担当部署」は悩みが多いと思います。実際そういった悩みを抱え自助努力ではにっちもさっちもいかなくなったお客様からご相談をいただくケースがほとんどです。
- システム運用管理がしっかり回っていない、そもそも枠組みが整備できていない
- 個人のスキルに依存
- 業務負荷の集中、慢性的な高負荷
- 課題対策や改善が遅々として進まない
- 要員とスキル不足が深刻でベンダーコントロール、プロジェクトマネジメントに手が回らない。結果、品質が悪くトラブルが頻発。。。と悪循環が止まらない
運用アセスメントサービスとは?
表示されている画像の文字が小さくて読みづらい場合は、画像上にて右クリックをしていただき、新しいタブやウィンドウで表示いただくことによって、読みやすい大きさで表示することができます。
弊社運用アセスメントの標準的な評価対象は下記6領域となります。


システム運用保守の評価と改善策検討および改善実行計画の策定までを以下のステップで実施します。


ASIS分析
このステップでは、各種資料確認や数回の現場担当者ヒアリング及び過去障害対応履歴の確認結果から課題を抽出します。以下は実際のアウトプットサンプル(一部抜粋)になります。


抽出した課題から簡潔に総評を纏めました。


TOBE検討
このステップでは、ASIS分析ステップで抽出した各課題への対策方針と期待効果及び必要コスト概算を検討しました。
以下は実際のアウトプットサンプル(一部抜粋)になります。 赤枠内が本ステップでの追記内容(優先度、対策方針、難易度、効果、効果目安、必要コスト概算)となります。


各対策の優先度と前後関係を踏まえて全体の関係を図示し、直近実施するスコープをお客様と協議・合意し、まずは優先度高の対策について具体的な実行計画を策定することになりました。


改善策の実行計画策定
優先度の高い対応策について具体的な実行計画を策定しました。
以下は実際のアウトプットサンプル(一部抜粋)になります。「目的」「目標」「実施イメージ」「スケジュールとWBS」「必要なHW、SWなど」「成果物」「期待効果」の章立てで纏めました。


実際にこのお客様では引き続き改善実行フェーズのご支援に繋がり、これから順次改善をお客様と共に進めていきます。
その他実績
これまで実施してきました運用アセスメント及び改善支援の実績をいくつかご紹介いたします。
駐車場
- 2005~2009年
- アセス後に改善支援を約3年に渡って実施
- 各種運用改善から始まり、システム更改プロジェクトなどイベント案件のPM支援から技術支援までお客様の課題・ニーズに柔軟に対応
物流
- 2008~2012年
- アセス後に改善支援を約3年に渡って実施
- 監視基盤構築や基幹業務システムの仮想環境集約移行支援など多数イベント案件対応や運用改善支援などお客様の課題・ニーズに柔軟に対応
金融
- 2011~2014年
- アセス後に改善支援を約2年半に渡って実施
- 基幹業務システムのセンター集約+仮想環境移行のPM支援や各種セキュリティ対策支援などお客様の課題・ニーズに柔軟に対応
最後に
弊社は下記の基本スタンスに基づき、「お客様のそばで、お客様のためのITを」をモットーに真にお客様に貢献するサービスを提供いたします。
- お客様が抱える課題の解決を第一に考え、壁を設けず最大限可能な支援を
- ベンダー製品・サービスに縛られることなく、中立的に解決策を考え、お客様に解かりやすく示します
- 弊社リレーション有無にかかわらず、フラットに最適なソリューションを持つベンダー、SIerを巻き込み目的指向で解決策を検討します
- お客様の「費用感」「達成レベル感」「スピード感」「優先順位」を適切に把握し、柔軟かつバランスのよい現実的な解決策を提案します
- アセスメントやコンサルに終わらず、実効性の高い解決策から具体的な計画に落とし、お客様との確実な合意形成のもと責任をもって結果を出します
「運用アセスメント」に限らず、お困りの際はお気軽にご相談ください。