

AIを活用した新人研修アプリ開発レポート
はじめに
こんにちは、ソリューション開発部の佐々木邦枝です。
今回は、 ソリューション開発部の新人研修で実際に取り組んだ「AIを活用したアプリ開発」について紹介します。就活中の学生の方、新人研修の内容を知りたい方に参考にしていただけたら幸いです。
アプリ開発研修:座談会マッチングツール開発
ソリューション開発部の新人研修は、約3カ月間にわたり、Javaを中心としたWebアプリケーション開発の基礎から実践までを体系的に学びます。
書籍や外部研修による知識習得だけでなく、独自課題を通じて「実際に手を動かす」経験ができるのが特徴です。
今年度はさらに、「要件整理から設計、実装、テストまで一貫した開発プロセスを経験する」ことを目的にチームでアプリ開発に挑戦しました。
課題として選んだのは、新卒採用イベントで活用できる「座談会マッチングツール」の開発。
このツールは就活生と社員の組み合わせを効率的に決定するWebアプリで、イベント運営の負担を減らすことを狙っています。
開発の背景
座談会では、就活生と社員をバランスよく組み合わせる必要があります。しかし、参加者の情報は直前まで確定しないことが多く、当日不在や急な変更への対応に時間と労力がかかっていました。
この課題を解決するため、短時間で最適な組み合わせを自動生成できるツールの開発を目標としました。
求められた機能
座談会マッチングツールには、運営を効率化するための複数の機能が求められました。参加者情報の入力から組み合わせの自動生成まで、実務で必要とされる要素を網羅しています。
- 社員・就活生データの取り込み
- 組み合わせの自動生成(IT経験者・未経験者のバランス考慮)
- 結果の表形式出力・編集・エクスポート機能
これらの機能により、イベント当日の準備時間を大幅に削減し、スムーズな座談会運営を実現することを目指しました。
チーム開発・AI活用
研修では、実務に近いプロジェクトの流れを体験することを重視しました。
- 要件整理から設計、実装、マニュアル作成までをチームで経験
- Gitによるバージョン管理やコードレビューを通じて、協働の重要性を理解
- コーディングはAI(Cursor)を活用し、効率化や新技術への理解を深める取り組み
- 個人情報保護など、実務で求められるリテラシーも学習
チーム開発のルール、各工程でやること、作成するべき成果物を設定し、新人のみで開発を進めてもらいました。「原則、5分悩んだら相談してよい」ルールを設け、自走力を保ちつつも先輩社員の支援を受けられる体制としました。
完成したアプリのご紹介
こちらが実際に開発した「座談会マッチングツール」です。画像は、就活生と社員の組み合わせが自動生成され、一覧表として表示されている状態です。
社員・就活生データの取り込み、組み合わせの自動生成、結果の表形式出力・編集機能といった、要求された機能を実装できました。


研修を通じて得られた成長
研修を通じて得られた学びについて、受講者からは次のような声がありました。
- 「AIを使いこなすにはコード構造の理解が必要だと実感した」
AIに任せるだけではなく、生成されたコードを読み解き、自分たちの意図に沿うように調整する力が求められたとの声がありました。 - 「ユーザー視点で物事を考えることの大切さを学んだ」
実際の業務課題を扱ったことで、「誰が何に困っていて、それをどう解決するか」を具体的に考える良い経験になったとのことです。 - 「限られた時間の中で、優先順位を判断しながら進める難しさを実感した」
こだわりたい部分があっても、締切を守るためにどこまで作り込むかを取捨選択する必要があり、実務に近い感覚を得られたという意見がありました。
これらのコメントから、技術力だけでなく、実務に直結するスキルを身につけられたことが伺えます。
来年度に向けて
今回の取り組みでは、要求整理から要件定義、設計、開発計画、実装、そして成果発表まで、実務に近い流れを体験することで、「ユーザー視点」「計画性」「コミュニケーション力」など現場で役立つ学びを得る機会となりました。
研修を終えた新人は、配属後も積極的にコミュニケーションをとり、先輩から技術を学びながら成長を続けています。
今後も、実践的な課題を通じて新人が成長できる研修を目指していきます。














