こんにちは。ソリューション開発部の中川です。

常識を打ち破れ

先日、MR花見という期待感を持てるテーマに対して微妙なスクリーンショットを公開してしまい、この数か月間寝付けない日々を送ってきました。

季節はもう夏だ、次はMR花火しかないだろう。
しかし、MR花見の悪夢を繰り返すわけにはいかない。何とかしなければ。

MR花見の問題とは、HoloLensをかけている本人はもっと花見っぽい風景が見えているのに、HoloLensのスクリーンショット機能で撮影すると、ホログラムが存在感を無くしてしまうという現象です。 

ホログラムの出し方をいろいろ考えてみましたが、どれもうまくいかず、決定的な解決方法を見つけられていません。

MR花見の悪夢
笑顔と釣り合わない残念な桜のようなもの。

でも、この目には見えていたんだ、もっと「それっぽい」花見の風景が。。。

この目には。。。

。。。

。。。

?。。。この目で見えているならそのまま撮影すればいいのでは?

HoloLensの左目部分に直接スマホカメラをくっつけて撮影
常識の壁をぶち壊した瞬間。
そのまま撮影すればいいんだ、HoloLensの左目部分に直接スマホカメラをくっつけて撮影するんだ。

 

想像を超えてきた

自社オフィスの窓からスカイツリーが見えるので、その横で花火を打ち上げることにしました。
位置は少し違いますが、ほぼほぼ隅田川花火大会の再現です。

それでは、革命的方法で撮影したMR花火大会の様子をご覧ください。

注:本物の花火大会ではございません。

おおおお!
低画質具合と相まって、想像以上にリアリティのある映像が出来上がりました。
周囲の同僚にこの動画を見せると、「いつ花火やってたの?」という素晴らしい反応が。
「これCGなんだぜ」と返す顔が思わずニヤけてしまいました。

 

ディテールにこだわる

花火を想定する場所(今回はスカイツリーの横)に打ち上げる時に考慮するべきポイントは「距離」です。
花火のサイズと爆発音の遅延に影響します。

サイズについては、せっかくのMRなので、好きなサイズに設定してしまいましょう。
今回はリアリティを持たせるために、音の遅延を再現してみました。

会社からスカイツリーまでの距離を測定。

会社からスカイツリーまでは4.21km。
温度t℃のときの空気中の音速は

c=331.5+0.6t(m/sec)

なので、夜の気温をおおよそ30℃とすると、

349.5m/sec

となり、音の遅延は12.05秒です。

動画の音は12秒遅延させています。音を遅延させることで視覚+聴覚で距離を感じることが出来るようになり、よりリアリティが増しました。

他にも、Spatial Soundで音の大きさを変化させることもできますが、想像以上に音が小さくなってしまったため、今回はあえて程よい音量で聞こえるようにしました。

何もかもリアルに合わせるのではなく、多少の味付けをしてあげた方が強い印象の体験になると思います。

 

MR花火はかなりイケる

MR花火は非常に満足のいく結果になりました。
演目までちゃんと作り込めば、一杯やりながら鑑賞するのに十分なクオリティです。

天候にも左右されず、人混みにもまれることもない。
サイズも角度も思いのままなMR花火大会は、もしかしたら夏の風物詩に革命をもたらすかもしれません。

 

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HoloLensでMR花火大会~見逃した隅田川花火大会を再現してみた~https://devlog.arksystems.co.jp/wp-content/uploads/2018/08/hanabi-1200x630.jpghttps://devlog.arksystems.co.jp/wp-content/uploads/2018/08/hanabi-150x150.jpgk-nakagawaソリューション開発部HoloLensプログラミング分科会気になるHoloLens,MR,Unity,Mixed Reality,xRこんにちは。ソリューション開発部の中川です。 常識を打ち破れ 先日、MR花見という期待感を持てるテーマに対して微妙なスクリーンショットを公開してしまい、この数か月間寝付けない日々を送ってきました。 季節はもう夏だ、次はMR花火しかないだろう。 しかし、MR花見の悪夢を繰り返すわけにはいかない。何とかしなければ。 MR花見の問題とは、HoloLensをかけている本人はもっと花見っぽい風景が見えているのに、HoloLensのスクリーンショット機能で撮影すると、ホログラムが存在感を無くしてしまうという現象です。  ホログラムの出し方をいろいろ考えてみましたが、どれもうまくいかず、決定的な解決方法を見つけられていません。笑顔と釣り合わない残念な桜のようなもの。 でも、この目には見えていたんだ、もっと「それっぽい」花見の風景が。。。 この目には。。。 。。。 。。。 ?。。。この目で見えているならそのまま撮影すればいいのでは?常識の壁をぶち壊した瞬間。 そのまま撮影すればいいんだ、HoloLensの左目部分に直接スマホカメラをくっつけて撮影するんだ。   想像を超えてきた 自社オフィスの窓からスカイツリーが見えるので、その横で花火を打ち上げることにしました。 位置は少し違いますが、ほぼほぼ隅田川花火大会の再現です。 それでは、革命的方法で撮影したMR花火大会の様子をご覧ください。 注:本物の花火大会ではございません。 おおおお! 低画質具合と相まって、想像以上にリアリティのある映像が出来上がりました。 周囲の同僚にこの動画を見せると、「いつ花火やってたの?」という素晴らしい反応が。 「これCGなんだぜ」と返す顔が思わずニヤけてしまいました。   ディテールにこだわる 花火を想定する場所(今回はスカイツリーの横)に打ち上げる時に考慮するべきポイントは「距離」です。 花火のサイズと爆発音の遅延に影響します。 サイズについては、せっかくのMRなので、好きなサイズに設定してしまいましょう。 今回はリアリティを持たせるために、音の遅延を再現してみました。会社からスカイツリーまでは4.21km。 温度t℃のときの空気中の音速は c=331.5+0.6t(m/sec) なので、夜の気温をおおよそ30℃とすると、 349.5m/sec となり、音の遅延は12.05秒です。 動画の音は12秒遅延させています。音を遅延させることで視覚+聴覚で距離を感じることが出来るようになり、よりリアリティが増しました。他にも、Spatial Soundで音の大きさを変化させることもできますが、想像以上に音が小さくなってしまったため、今回はあえて程よい音量で聞こえるようにしました。 何もかもリアルに合わせるのではなく、多少の味付けをしてあげた方が強い印象の体験になると思います。   MR花火はかなりイケる MR花火は非常に満足のいく結果になりました。 演目までちゃんと作り込めば、一杯やりながら鑑賞するのに十分なクオリティです。天候にも左右されず、人混みにもまれることもない。 サイズも角度も思いのままなMR花火大会は、もしかしたら夏の風物詩に革命をもたらすかもしれません。ARK Solution Development Division Developers Blog.